東栄コンクリート工業株式会社

製品情報PRODUCTS

NEPアーチ(コンクリートアーチ橋)

NEPアーチは個々の迫石ブロック(迫石:せりいし)をテキスタイル等で連結し、フレキシブル性を持たせた一体部材のアーチブロックです。
そのアーチブロックを現場でクレーン等を使用して吊り上げることでアーチ状を形成し、そのまま所定の位置に設置します。設置後、その上部にバックフィル材(低強度コンクリート)を施工することで、アーチ橋を構築します。


特 徴

1. 経済性

アーチブロックは、プレキャスト基礎ブロックに設置することでしっかりと自立することができ、支保工や足場工がほとんど不要なために、他工法に比べて短期間でアーチ橋を構築できます。

2. 施工性の向上

アーチブロックを運搬する際に、運搬車両の積載制限に応じた大きさでユニット化された製品も製造できるため、大型車両が入れない現場でも使用することができます。(特許出願済)

3. 設計法

アーチの設計法は、FEM解析の設計手法を採用していますので、安心して使用できます。

4. 美観性の向上

情緒ある昔の石積みアーチ橋と同じように景観に調和します。

施工イメージ

性能確認試験

一体タイプ+プレキャストコンクリートパネル

連結タイプ


製品規格

※上記規格以外のサイズについては、担当営業にお問い合わせください。
※上記迫石ブロックは、σck=50N/mm2仕様です。


FEM解析

※想定される荷重状態に合わせてFEM解析を行い、安全性を確認しています。


施工方法(アーチブロック一体タイプの場合)

❶ 搬入

工場で連結製作されたアーチブロックおよび基礎ブロックを現場に搬入します。

アーチブロック
基礎ブロック

❷ 設置

所定の位置に基礎ブロックを設置し、アーチブロックをクレーン等で吊り上げ、アーチ状に形成した後、基礎ブロックに設置します。

基礎ブロック設置
アーチブロック吊り上げ
基礎ブロック上に設置
繰り返し

❸ 階段的に打設

所定のスパン(内幅)およびライズ(内高)を確認しながらアーチブロックを設置完了後、型枠を設置してバックフィル材を階段的に打設します。
その後、上部工(防護柵等)を施工します。 ※側面型枠の代わりにプレキャストコンクリートパネルもご用意できます。

アーチブロック設置完了
型枠設置
バックフィル材打設
繰り返し
NEPアーチ完成
NEPアーチ組立イメージ

工法

土木

建築