東栄コンクリート工業株式会社

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テクスパン工法(プレキャストアーチカルバート)

■国土交通省NETISに登録 CB-980117-VE(掲載終了)

テクスパン工法は現場打ちカルバート工法に代わる、プレキャスト・アーチカルバート工法です。
施工性・経済性・景観性に優れ、橋梁代替え工事、カルバート工事など多くの実績を積んでおり、施工は1対のアーチ部材を相互に架設する繰り返し作業なので、特殊技術や熟練工を必要とせず、大幅な工期短縮を可能にします。


特徴

1. 3ヒンジアーチ

最大でも40cmの部材で計画可能です。

2. 大幅な工期短縮

1日10m程度アーチ部材架設が可能なため、工期短縮となります。

3. 万全の品質管理

使用部材は品質管理のもとに製作されるので、安心して使用できます。

4. 美しいデザイン

アーチ曲線の美しさに加え、坑口壁やウイング壁にテールアルメ工法を採用、景観がさらに向上します。

5. 最小限の交通遮断

アーチ部材の架設終了後、すぐにテクスパン内空側の使用が可能です。

6. 簡単な架設

同一作業の繰り返しのため、架設は簡単です。また、特殊な支保工や熟練工は不要です。


構 造

3ヒンジ

3ヒンジとは、部材結合方法の1種であり、部材応力(垂直力・水平力)のみ伝達し、モーメントは伝達しない構造です。 テクスパンアーチは基礎部に2ヵ所、クラウン部に1ヵ所ヒンジを持つ3ヒンジアーチです。3ヒンジアーチは固定アーチ、2ヒンジアーチ等と比較して一般に部材断面を小さくすることが出来ます。 また、静定構造となるため、設計計算による応力と実応用との差が少ないなどの利点があります。

クラウンヒンジ部機能試験


施工手順

1.部材の制作

全ての形状に対応できる型枠で製造します。
     

2.基礎工事

現場打ちで施工し、特に基礎のキーウェイは注意して打設を行います。

3.材料搬入

アーチの架設に合わせた搬入計画に従い、アーチ部材を現場まで運搬します。

4.アーチ部材の組立

仮置した部材を反転させ、左右交互に組み立てます。
    

5.坑口部の連結工

地震時の影響を考慮して坑口付近のアーチ部材をPC鋼棒で連結します。

6.グラウト工事

ヒンジ部に当たるクラウン部、脚部にグラウトを行います。

7.防水工事

目地部に防水シートを貼り、水の浸入を防ぎます。

8.盛土工事・坑口工事

盛土工は坑口付近の盛土工と同時期に行われるため相互に調整して施工を行います。

9.完成

工法

土木

建築